リモートワークになったので東京から茨城に移住した
概要
リモートワークになったので8月末に東京から茨城に引っ越した
茨城も合う人にはいいぞ
どこに引っ越したのか
渋谷区(とは言ってもほぼ新宿の方)から茨城県神栖市というところに引っ越しました
「神栖市ってどこじゃい」という感じだと思うので市のマスコットキャラクターを貼っておきますね
神栖市ってどんなところ?
ピーマンの生産量が日本一だったりする一方で、海沿いの方は日本製鉄(旧住友金属)の製鉄所があったり火力発電所があったり花王の工場があったり工業地帯になっている場所です
ついでに「新世界より」の聖地(?)
だったり、ヤマノススメで有名なしろ先生の「カメラ、はじめてもいいですか?」の第1話の舞台にもなっていたりもします
カメラはじめていいですか?最初の話で出てくる波崎ウインドファームです、近くでみると風力発電所びっくりするくらい大きいですよ! pic.twitter.com/MeKcvPC6Cp
— しろ ヤマノススメ19巻 カメラはじめてもいいですか?1巻発売中です (@siro700) August 1, 2020
あとは鹿島アントラーズのホームタウン(サッカースタジアムあるのが隣の鹿嶋市なのであまりホームタウン感は無い)なのでサッカー詳しい人ならある程度場所が分かることもありますが、基本的には県外の人はほぼ知らないよくある田舎町
とは言いつつなんだかんだ数値で見ると県内有数の工業地域で茨城県内では結構栄えている方だったり
なんで引っ越したのか
- 会社がコロナ以後もリモートワーク基本になったから
一番大きな理由
オフィスも一部解約するらしかったので当分の間は「やっぱりだめだったね」で出社必要な制度に戻ることは無いだろう、という感じで引っ越しを決めた - 東京の家に不満があった
東京で住んでた家は自分が乗り物酔いしやすい+入社半年くらいは9:30~18:00業務だったのもあり会社まで電車1本短時間というのを重視して決めたので、それ以外の部分に色々と不満があった
1Kと謳いつつ実質通路になってるキッチンとか、収納の少なさとか、部屋の狭さとか、風呂の狭さとか、風呂の狭さとか、風呂の狭さとか……
(狭すぎてシャンプー等の置き場にも割と困るレベルだった)
- 東京に住む利点があまり自分に関係無いことが分かった
東京、色々な店があるし遊ぶ場所もあるしそれなりにイベントもやってたりするので、定期的にそういうのに行く人にはちゃんとメリットがあると思う
が、自分の場合は買い物は基本通販で済ますし、映画館もあまり行かないし、漫画・アニメのコラボ展示系も自分が知ってる作品のですら出不精なのでほぼ行かないということを理解した - 人混みが苦手だった
人混みが苦手すぎてコロナ以前から出歩くのが少なからずストレスだった
東京だと大通りから外れた道を歩いていても普通に人とすれ違うし、大通りの駅前の信号待ちとかまるで(地方の)祭の時のような密集具合なのがつらい
道を歩いていて他の歩行者とすれ違うことがほぼ無いような環境に慣れていた自分には外歩いている間ずっと周りに人がいる状態は地味にしんどい - もっと広い家に住みたかった
本棚に本が収まりきらなくなったのもあり、本棚を増設したかったが東京の家にはそのスペースが無かった
理想的にはPC作業用の部屋・趣味の部屋・寝室・リビング+キッチンで3LDKに住みたい(引っ越し先は2LDKなのでおおむね希望通り)
引越し先候補はどの辺を検討したのか/なんで神栖市にしたのか
引越し先候補
割とどこでも良いといえばどこでも良かったので「青梅」「柏」「守谷」「取手」「つくば」「水戸」「千葉」とか都心から少し外れたあたりでそこそこ広い家を借りれそうなあたりは一通り検討していた
東京の家が25㎡1K(実質1R)で8万だったので引越し先は50㎡以上2LDKで7万前後で探していた
神栖市にした理由
地元が神栖市だったから
引越しに向けて動き出したのが7月下旬~8月上旬で、ちょうど東京で感染者数が再増加しはじめたあたりだったので、できるだけ賃貸決めるまでの外出回数は減らしたかった
ある程度勝手知ったる町ということもあり他の候補地と違って賃貸も場所がわかれば周辺環境のイメージがだいたいつかめるため、地元で良さそうな物件があればそれで決めるつもりで探した
結果的に自分の条件に合う賃貸があったのでそこで決めた実家に近いから
実家で買っている猫にいつでも会いに行けるというのも少なからず理由としてある
実家では昔から猫を何匹か飼っているのだけど、去年急な病気で1匹死んでしまったときに自分がGWや盆に帰省するの面倒くさがったせいで半年以上会わずにそれっきりになってしまったのを今でもかなり後悔している
なので自分が猫に会いたくなったときや何かあったときに実家に行ける距離にしたかった
他の候補地だと東京の家よりも帰省にかかる時間が1,2時間伸びることもあり、地元での賃貸探しを優先した神栖-東京駅間で高速バスが結構な本数出ている
たぶん20分に1本くらいはある上に終バスもかなり遅くまであるので出社が必要な場合には東京まで自由に行くことができる
所要時間はひどい渋滞に捕まらなければ1.5~2時間前後なので他の候補地から東京までの時間とあまり変わらなかった
電車だと乗り換えとか気にする必要があるが、バスだと乗ってれば勝手につくので乗り物酔い対策にずっと寝てられるのも利点
引っ越してからの感想
やはり広い家は正義
今の家は60㎡強2LDKで72000円ちょいくらいなのでガスがプロパンになったことを差し引いても広さが倍以上になってランニングコストが下がった
2LDKあると机とベッドで部屋の半分くらいを占めていたところから各一部屋ずつ割り当て+リビングなので気分的にメリハリがついて良い
本棚も増設できるし収納にも困らないし風呂は洗い場がちゃんとあるし湯に浸かるための浴槽もあって湯を張りたいときにいつでも湯を張って風呂に入れるのも良い
(東京で住んでた家は湯船に浸かりたいと思ってもシャワーしか使えないのも地味にストレスだった)
ついでに駐車場が2台無料(バイクも可)
今のところ買う予定はないけど車とか持ってる人ならありがたいポイント
2LDKでも全室エアコン完備なところは希少
今の家も最初からついていたのはリビングのみで、そこも部屋の広さに合ってない8畳用のエアコンだけだった
しかたないのでエアコンを2基買い足した
部屋の快適性はグンと上がったが金銭的には中々厳しい出費
田舎でも車は必須じゃない
田舎だとどこ行くにも車必須というイメージを持っている人もいるが、仕事が家でリモートなので買い物くらいしか出かける用事が無く自転車で事足りる
通勤に使う場合は雨でも移動しないといけないので別として、リモートワークだと晴れてる日に買い物行って雨の日は一日引きこもるとかできるので今のところ全く困っていない
市内が完全な平地なので自転車で走っていても苦にならなかったり大通りに一通り店が密集しているのも大きい
もっとも、車社会で運転が荒いのが一定数いるので「車は横断歩道では止まらないし一時停止も守らない」くらいの気持ちでいる必要はあるが……
東京よりちょっとだけ涼しい
天気予報だと2℃くらい違う
逆に冬場は海沿いだからほとんど雪こそ降らないものの東京よりも普通に寒い
虫
夜はマンションの廊下をカナブンがブンブン飛んでる
Uber Eats, 出前館などの宅配サービスがほぼ使えない
Uber Eatsは完全にサービス地域外
出前館はガスト・バーミヤン・ジョナサンと地元ローカル(?)のピザ屋1件のみ対応
不便といえば不便だが、これらのサービスが原因で食生活壊れてた部分もあるので健康面考えればマイナス面だけではない
電子マネー決済対応の店が少ない
iD対応の店増えてほしい
さすがにクレジットカード非対応の店は滅多にない(一部の理髪店やスーパーは非対応)が、PaypayやiDなどの電子マネー系の決済がほぼ対応していない
東京では鍵とスマホだけ持って買い物に行っていたので財布を持っていかないといけなくなった点は細かい点ながらデメリット
高速バス以外の公共交通機関はほぼない
電車は周りの市町村にはあるのにきれいに迂回されているので駅がない(最寄り駅が5~10kmという世界)
市バスは一応あるらしいが本数がゴミなのと実態がよく分からない
ネット回線関係のトラブル
一番大きな不満としては、家のネット環境が当初光のファミリープラン(個別に回線を引き入れるやつ)にしようとしていたのが設備上不可になり、結局LAN配線方式の光マンションプランにしないといけなくなったのだけはちょっと「うーん」という感じだった
一応IPv6オプションつけてるのもあり有線で実測80~90Mbps前後なので問題ないと言えば問題ないが、契約前の説明が不十分だった点や実測で東京の頃の家と比べて1/3~1/4くらいに落ちているのが良くないポイントではある
サンプルが少ないのであれだが、ネット回線周りはやはり都会の方が設備も大家の理解もある気がする
今の家は築10年くらいで事前説明だと「光回線は入れてあるので契約すればすぐマンションタイプ使えますよ!」という感じだったので光配線方式だと思いこんでいたら実際はLAN配線方式だったというあれで色々やり取りが面倒だった
しばらくはこの家に住むと思うが次に引っ越す時は配線方式の確認と個別の回線引き込み条件(そもそも可能か, 配管の状況, ビス止めの可否など)をちゃんと事前に確認しましょうというのが今回得た教訓
最後に
リモートワークで引っ越しというと多摩方面や神奈川・千葉・埼玉を検討する人が多そうだけど月数回東京に行けば良いくらいの人なら茨城も割とよい